阪大微研と田辺三菱製薬 5種混合ワクチン「BK1310/MT-2355」を承認申請
公開日時 2022/04/12 04:50
阪大微生物病研究会と田辺三菱製薬は4月11日、共同開発した百日せき・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ・ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Hib)による侵襲性感染症を予防する5種混合ワクチンを承認申請したと発表した。申請は阪大微研が行った。
同ワクチンの開発コードは、阪大微研がBK1310、田辺三菱製薬がMT-2355――。同ワクチンは、既存の百日せき・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオの4種混合ワクチンである「テトラビック皮下注シリンジ」に、Hibワクチンを加えたもの。
5種混合ワクチンは、2014年に定められた「予防接種に関する基本的な計画」で開発優先度の高いワクチンの一つに選定されている。現在、2歳までに必要な定期接種ワクチンの総接種回数は20回以上におよぶ。両社は、「混合ワクチンの実用化により、接種回数を削減することは乳幼児および保護者の負担軽減につながる」としている。