富士製薬 更年期障害治療薬「FSN-011-01」を承認申請 天然型黄体ホルモン製剤
公開日時 2021/01/07 04:50
富士製薬は12月25日、更年期障害を対象に開発した天然型黄体ホルモン製剤「FSN-011-01」を承認申請した。プロゲステロン100mg含有の経口製剤で、更年期障害治療に伴うホルモン補充療法に用いる。
天然型黄体ホルモンは経口投与では吸収しにくいため、合成の黄体ホルモン製剤が使用されている。「FSN-001-01」は天然型黄体ホルモンをマイクロナイズド化(微粒子化)することで、経口投与でも吸収しやすくした。
厚労省の医療上の必要性が高い未承認薬・適応外薬検討会議で開発募集が行われ、同社が開発意向を示して開発した製剤。同社は、同剤の承認取得、製品供給により、「女性のwell-beingの向上により一層貢献できるものと期待している。引き続き承認取得に向けて取り組む」としている。