健康志向型オフィスがブームのアメリカ。ヘルシー・ランチを出す社員食堂や配食サービスの利用が増え、コンピュータ・デスクの前には椅子代わりのエクサボールが置かれ、自転車通勤や昼休みのウォーキングが奨励されている。（医療ジャーナリスト　西村由美子）

最近の話題はトレッドミル・デスクだ。



一日中デスクワークをしている社員向けに企業が導入。社員は，好きな時に、ウォーキングシューズをはいて歩きながら仕事をすることができる。

ミネソタ大学経営学部のAvner Ben-Nar教授が、ミネアポリスの金融系企業でトレッドミルデスクで仕事をした社員40人を分析した最近の研究によれば、時速2マイル程度の速さで歩きながら仕事をすると社員の作業効率（特に頭脳労働）が上がったという。

デスクでの運動には、歩くより「自転車こぎ」が好きという社員向けには、通勤用に乗って来た愛車をそのまま駐輪し、且つ運動用にも使える、こんなデザインのデスクもある。