101の国内開発パイプラインで圧倒 6割が後期開発品・承認申請済み
アストラゼネカ 代表取締役社長 堀井 貴史 氏
公開日時 2025/01/01 00:00
大阪・関西万博を通じてメッセージ発信も「2024年11月末時点の開発パイプラインは101。がん領域が63製品、がん領域以外のバイオファーマ(循環器・腎・代謝疾患、呼吸器・免疫疾患)は38製品」-。堀井貴史社長は本誌インタビューに対し、「今後3~5年で多くの革新的新薬を日本の患者さんにお届けする機会がある」と強調した。同社は日本を含む国際共同治験を推し進めており、24年度からはグローバルのプロトコルに基づくDCT(分散型治験)にも積極的に参画している。このため日米間の新薬承認タイミングも中央値で0.3年とドラッグ・ラグ/ロス問題もクリアしている。一方で、堀井社長は、「人」、「社会」、「地球」の三つの健康の実現企業を目指し、脱酸素や気候変動問題にも積極的にコミットしている。2025年は大阪・関西...