沢井製薬とインテグリティ・ヘルスケアは7月３日、医療機関で生活習慣病管理を行う際に必要な療養計画の作成支援プログラムの提供を始めたと発表した。インテグリティ・ヘルスケアのPHR管理システム「Smart One Health」の医療機関管理機能のオプションとして提供される。

療養計画の立案では、患者の病状や生活習慣などから目標と指導項目を作成し、患者への説明と同意を得る必要がある。機能追加した作成支援プログラムでは測定・検査データ、病歴・薬歴、問診結果から糖尿病や高血圧などのガイドラインに対応した推奨する目標と指導項目を生成する機能と、それらを療養担当規則に対応して所定の様式に出力する機能を備える。

作成支援プログラムを活用することで、医療機関はガイドラインに対応し、患者と合意した内容の療養計画書を効率良く作成することが可能になる。沢井製薬は「医療機関の業務効率化と生活習慣病管理を必要とする患者への適切な診療提供が期待できる」としている。

沢井製薬はPHR管理アプリ「SaluDi」の開発提供を通じてインテグリティ・ヘルスケアと協業している。SaluDiで記録した患者のPHRを医療機関に共有することで療養計画の振り返りや療養指導など一貫した支援にもつながるという。