抗インフル薬 24年12月の調剤患者は335万人
小児でタミフルGE比率が急伸 選定療養も影響か
公開日時 2025/02/01 00:00
2024年12月から年明けにかけて猛威を振るったインフルエンザ。1月8日に沢井製薬が急激な流行拡大に製造が追いつかずオセルタミビルGE(ドライシロップ含む)の供給を一時停止すると公表した。これを皮切りに1月15日時点で中外製薬のタミフル(ドライシロップ含む)、東和薬品のオセルタミビルGE、塩野義製薬のゾフルーザ(一般名:バロキサビル)、第一三共のイナビル(ラニナミビル)が限定出荷となった。そこで今回は、未曾有の感染状況下にある抗インフルエンザ薬の動向を、インテージリアルワールドの統合医療データベース「CrossFact」をもとに検証する。CrossFactは、調剤レセプトや社保レセプトなどのリアルワールドデータ(RWD)で実際の処方状況を把握し、拡大推計して市場全体も分析できる。なお、調剤レ...