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持田製薬 潰瘍性大腸炎の開発品の国内販売権を相次ぎ獲得 「消化器領域でのプレゼンスを高める」

公開日時 2022/12/05 04:51
持田製薬は潰瘍性大腸炎の開発品の国内販売権を相次ぎ獲得している。12月1日、フェリング・ファーマが潰瘍性大腸炎(UC)を対象疾患に承認申請している「FE999315」(開発コード)の国内販売権を獲得したと発表。2日には、日本イーライリリーがUCに係る適応で開発中のIL-23p19抗体・ミリキズマブについて、日本におけるアライアンス契約を締結したと発表した。2つの開発品とも承認取得後は、持田製薬が各社から製品供給を受けて、流通・販売、情報提供活動を行うことになる。

持田製薬は、両剤をラインナップに加えることで、「潰瘍性大腸炎の治療の選択肢を増やして患者さんのQOL向上に貢献するとともに、今後さらに当社の消化器領域でのプレゼンスを高めていく」としている。同社は現在、UCの治療薬としてリアルダ及びアダリムマブBS、体外診断用医薬品として「カルプロテクチン モチダ/POCT モチダ」を手掛けている。消化器領域治療薬との枠組みでは、さらに慢性便秘症治療薬のグーフィスやモビコールなどが加わる。

フェリング・ファーマのFE999315は局所作用型ステロイドであるブデソニドを有効成分とする経口剤。MMX(Multi-Matrix System)技術を用いたDDS製剤で、患部である大腸でブデソニドを長くかつ広範囲に放出するように設計されている。

日本イーライリリーのミリキズマブは、インターロイキン23のp19サブユニットに結合するヒト化IgG4モノクローナル抗体で、UCやクローン病などの自己免疫疾患治療薬として開発されている。日本イーライリリーは、持田製薬とのアライアンス契約のねらいについて、「消化器領域での実績を持つ持田製薬と協業することにより、ミリキズマブの情報提供活動を医療関係者に対して確実に行っていくことで、本剤の適正使用の推進に貢献し、より多くの潰瘍性大腸炎の患者さんの未だ満たされていないニーズに応えていくことができると考えている」とコメントしている。
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