申請数は90 肺がん、乳がんなどに次世代抗体医薬
希少ALSの新薬 血友病B治療が1回で完結する新療法も
公開日時 2024/08/01 00:00
ミクス編集部が製薬企業74社の国内フェーズ2以降の開発品を集計したところ、7月18日時点で申請中のプロジェクト数(以下、品目数)は速報値で90品目となった。この3割強となる30品目ががん関係で、肺がんや乳がんなどに対する新たな二重特異性抗体や抗体薬物複合体(ADC)といった次世代の抗体医薬品が複数確認できた。がん以外では、ドラッグ・ラグ/ロスの観点から国会でも取り上げられた希少なALSに対する治療薬・トフェルセンや、血友病Bを1回の治療で完結させるものの米国では350万ドル(約5.5億円)と超高額な遺伝子治療薬、小児の近視に対する治療薬などに特に注目が集まりそうだ。(神尾裕)製薬各社の公表資料やアンケートなどをもとに国内開発品を集計した。申請品数で最多のがん領域では、非小細胞肺がん(NSCL...