サノフィ 免疫抑制剤サイモグロブリン 肝臓等移植後の拒絶反応治療の適応追加承認取得
公開日時 2014/09/24 03:50
サノフィは9月19日、免疫抑制剤サイモグロブリン点滴静注用(一般名:抗ヒト胸腺細胞ウサギ免疫グロブリン)の適応に「肝、心、肺、膵、小腸移植後の急性拒絶反応の治療」を追加する承認を取得したと発表した。この適応は、関連学会の要望を受け厚労省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」が開発の必要性を指摘、同省が開発要請していた。
同剤は「中等症以上の再生不良性貧血」、「造血幹細胞移植の前治療」「造血幹細胞移植後の急性移植片対宿主病」の適応で08年に発売され、11年には「腎移植後の急性拒絶反応の治療」の適応を取得している。