サノフィ GLP-1受容体作動薬リキスミアのパッチ製剤を開発 国内ベンチャーと提携
公開日時 2014/07/03 03:50
サノフィは6月26日、同社ドイツ法人とBioSerenTach(以下BST、本社:京都市)がGLP-1受容体作動薬リキスミアのパッチ型製剤の開発で提携すると発表した。同社ドイツ法人は、糖尿病領域の開発拠点。BSTが有する自己溶解型マイクロ パイルアレイ技術を活用し、事業の柱である糖尿病疾患領域での研究開発を加速させる考え。契約内容や開発のマイルストーンなど詳細は非開示。
BSTは元京都薬科大学薬物動態学教授の高田寛治氏が薬物動態や製剤技術、薬物送達システム(DDS)にかかわる研究の実用化を目的として設立したベンチャー企業。
リキスミアはインスリン分泌促進やグルカゴン分泌抑制、胃内容排出遅延などの作用を有する1日1回皮下注タイプの血糖降下薬。同社によると、今回の提携はリキスミアのパッチ型製剤の開発を目指したものであるが、今後、インスリンなど他の製剤についても患者のニーズに応え得る非侵襲的な剤型の開発に取り組んでいくとしている。
【訂正】下線部の記載に誤りがありました。訂正いたします。(7月3日17時45分修正済み)