キアゲン 日本セルヴィエのIDH1阻害薬・ティブソボのコンパニオン診断薬の承認取得
公開日時 2025/04/15 04:50
キアゲンは4月11日、日本セルヴィエのIDH1阻害薬・ティブソボ錠(一般名:イボシデニブ)のコンパニオン診断薬の承認を取得したと発表した。ティブソボは3月27日付でIDH1遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病(AML)を対象疾患に承認された新規抗がん剤。キアゲンが開発した「ipsogen IDH1変異検出キットRGQ「キアゲン」」は、ティブソボのAML患者への適応判定に用いるコンパニオン診断薬で、リアルタイムPCR技術(DNAの増幅をリアルタイムに測定する技術)を用いて、患者の血液または骨髄穿刺液からIDH1遺伝子の5つの変異(R132C、R132H、R132S、R132G、R132L)を検出する。
キアゲンにとって4つ目のコンパニオン診断薬の承認取得となる。
ティブソボは強力化学療法に適応とならないAML患者への治療の新たな選択肢となる。ティブソボの投薬判断に際してIDH1遺伝子変異の有無の診断は不可欠で、コンパニオン診断薬の検査により、医師の迅速かつ安定的な診断が可能になる。