塩野義製薬 特別早期退職プログラムを実施 対象者は50歳以上で勤続年数5年以上 募集人員は約200人
公開日時 2023/07/10 15:45
塩野義製薬は7月10日、2024年3月31日時点で50歳以上かつ勤続年数5年以上の社員を対象とした「特別早期退職プログラム」を実施すると発表した。募集人数は約200人。募集期間は8月1日から9月20日を予定する。退職日は10月31日。優遇措置として、通常の退職金に特別転身支援金を加算して支給するほか、希望者に対しては再就職支援サービスを提供する。なお、今回のプログラムは塩野義製薬のみで、グループ会社は含まない。
同社は、2020年6月に中期経営計画Shionogi Transformation Strategy 2030(STS2030)を策定し、事業変革や経営基盤改革を強力に推進してきた。23年6月にはSTS2030を改訂した「STS2030 Revision」を発表し、目標達成に向けて感染症領域を中心としたグローバルでのトップラインの成長と、積極投資による新製品の上市やワクチン事業に代表される新規事業の確立など、「更なるTransformationによる成長をこれまで以上のスピードと推進力をもって実現していく」方針を明示していた。
◎特別早期退職プログラムの実施理由 「人材ポートフォリオの見直しを加速させるため」
今回の特別早期退職プログラムについて同社は、「グローバルな成長」や「新規事業の確立・成長」の実現に向けた人材ポートフォリオの見直しを加速させるため、プログラムを実施する」とコメントしている。なお、特別早期退職プログラムの対象者は、24年3月31日時点で50歳以上かつ勤続年数5年以上の社員とし、23年7月1日時点でマネジャーラインに従事するもの、および一部の幹部職層は除く。なお、同プログラムの実施に伴い発生する特別転身支援金等の費用については、24年3月期第2四半期業績において計上する予定。