塩野義製薬は1月28日、新型コロナウイルス感染症治療薬に対応する保険「コロナ治療薬お見舞い金」に協賛すると発表した。コロナ治療薬お見舞金に加入するユーザーの保険料を一部負担する。同社は、治療費の自己負担などが要因で、抗ウイルス薬による治療を躊躇する人が多く見られると指摘。保険の協賛を通じ、患者の負担感を減らすことで、患者の新型コロナ治療薬に対するアクセスのハードルを引き下げたい考えだ。

コロナ治療薬お見舞金は、高額な治療費が原因で新型コロナウイルス感染症治療薬による治療を躊躇しているユーザーが安心して治療に専念できるよう、抗ウイルス薬による治療の医療費負担をサポートする日本初の保険商品という。PayPay保険サービス、Zフィナンシャル、PayPayが、キャッシュレス決済サービス「PayPay」内の「PayPayほけん」ミニアプリで、28日から提供を開始した。月々100円から加入でき、最大３万円のお見舞金を受け取ることができる。塩野義製薬は、「より安心して治療に専念できるような保険の設計に取り組む保険設計の趣旨に賛同し、本保険商品に協賛した」という。

同社広報部は、「必要な時に迅速に診断・治療ができる環境の実現につなげていきたい」とコメントしている。