ファイザーとビオンテック オミクロン株対応の新型コロナワクチンを国内申請 特例承認求める
公開日時 2022/08/09 04:50
ファイザーとビオンテックは8月8日、オミクロン株対応の新型コロナワクチン(開発コード:BNT162b2 OMI)を日本で承認申請したと発表した。今回申請したワクチンは、新型コロナウイルス(SARS-CoV2)の起源株とオミクロン株 BA.1系統のスパイクタンパク質をそれぞれコードする2種類のメッセンジャーRNA(mRNA)を含む2価ワクチンで、生理食塩水での希釈が不要な「RTU製剤」となる。
ファイザーは本誌取材に、今回の申請は特例承認を視野にいれたものと答えた。接種対象年齢や、初回接種及び追加接種の両方の適応取得を目指したものかどうかは、審査中との理由で「回答は控える」とした。なお、コミナティ筋注の剤形追加として今年1月にRTU製剤(コミナティRTU筋注)が特例承認されており、今回申請した2価ワクチンは、コミナティRTU筋注の一変申請との扱いとなる。