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武田薬品 献血グロベニン-I 10%静注を承認申請 既存製剤を液状かつ高濃度に改良

公開日時 2025/02/17 04:49
武田薬品は2月14日、静注用人免疫グロブリン製剤・献血グロベニン-I 10%静注(一般名:ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン、開発コード:TAK-961)について、剤形追加に係る製造販売承認申請を行ったと発表した。すでに国内承認を得ている献血グロベニン-I静注用の剤型を凍結乾燥製剤から液状製剤へ改良し、有効成分濃度を既存製剤の5%から10%に高濃度化したもので、既存製剤と同様の効能・効果を予定している。

本剤は、既存製剤に比べ、有効成分濃度を高濃度化したことで、投与液量を減らし、投与時間を短縮するとともに、より少ない水分負荷での大量療法が可能になる。また、投与時に凍結乾燥粉末の溶解操作が必要だった既存製剤と異なり、溶解操作も不要となるという。

武田薬品PDTビジネスユニットR&D Japan リージョナルヘッドの廣田直美氏は、「献血グロベニン-I 10%静注が承認されれば、投与時間の短縮とより少ない水分負荷での大量療法を可能とし、患者さんへ貢献することが期待できる」とコメントしている。

なお、既存製剤で承認されている効能・効果は、▽無又は低ガンマグロブリン血症▽重症感染症における抗生物質との併用▽特発性血小板減少性紫斑病▽川崎病の急性期▽慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む)の筋力低下の改善▽慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む)の運動機能低下の進行抑制▽天疱瘡▽スティーブンス・ジョンソン症候群及び中毒性表皮壊死症▽水疱性類天疱瘡▽ギラン・バレー症候群▽血清IgG2値の低下を伴う急性中耳炎▽急性気管支炎又は肺炎の発症抑制▽多発性筋炎・皮膚筋炎における筋力低下の改善▽全身型重症筋無力症―となっている。
 
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