【潰瘍性大腸炎】 低分子化合物と抗体医薬で共に活発な開発動向
公開日時 2014/01/24 14:00
ミクス編集部がまとめた「新薬パイプラインリスト2014年1月改訂版」〔対象:製薬企業67社の国内開発フェーズ2(P2)以降〕から、潰瘍性大腸炎の新薬開発動向を分析した。13年11月の調査時点でP3が4プロジェクト(P2/3を1つ含む)、P2が3プロジェクトあり、このうち低分子薬化合物が3プロジェクト、抗体医薬が2プロジェクト含まれていることがわかった(表をダウンロードいただけます)。潰瘍性大腸炎の国内患者数は80年代に1万人を突破した後、90年代には5万人、そして00年代には10万人を超え、12年には14万人超となっている。こうした市場ニーズの高まりに加え、潰瘍性大腸炎は症状による苦痛が大きい疾患であり、既存薬では管理困難な症例が多いため、新薬への期待が高い領域といえる。現在行われている治療...