第一三共・AZ 逆流性食道炎の症状チェックアプリ「胸やけ・呑酸ノート」を公開
公開日時 2013/09/20 03:50
第一三共とアストラゼネカはこのほど、逆流性食道炎の疾患啓発活動の一環として、胸やけ、呑酸、睡眠障害などの各種症状や服薬の有無などを毎日記録・確認できるiPhoneアプリ「胸やけ・呑酸ノート」を公開したと発表した。記録した内容を受診時に医師に見せることで、症状の経過を簡便に伝えることもできる。両社は「患者さんに疾患を正しく理解いただくとともに、適切な治療により本来の生活を取り戻してもらいたい」としている。
iPhoneのウェブブラウザSafariで「胸やけ・呑酸.jp」(http://www.muneyake-donsan.jp/app/)にアクセスするか、Apple Storeで「胸やけ・呑酸ノート」と検索して同アプリをダウンロードし、利用する。
同アプリの主な機能は、▽症状の有無を簡便に記録できる「症状チェック」▽「症状チェック」で記録した症状を週単位などで確認できる「『胸やけ・呑酸』症状グラフ」▽服薬している薬を登録して服薬状況の記録ができ、飲み忘れアラームなども設定できる「おくすりチェック」▽毎日の食事内容を写真付きで記録できる「お食事写真日記」▽「胸やけ」「呑酸」についてツイッター上でつぶやいている人を地図上に表示する「胸やけ・呑酸注意報!」――となる。注意報では、胸やけや呑酸で困っている人がどれくらい、どんな時にいるのか確認できるという。
逆流性食道炎は酸性度の強い塩酸(胃酸)を含む胃の内容物が食道に逆流することで食道の粘膜に炎症が起きる疾患で、胸やけや呑酸などが主な症状となる。これらにより睡眠障害を合併することもある。