ミクスMR意識調査 処方に結び付いた活動トップは「医局説明会」
公開日時 2013/03/05 04:02
ミクス編集部は、MR意識調査(協力:エムスリー)を行い、その中でMRのどんな行動/情報が処方に結び付いたと実感しているのかについて尋ねた。174人から得た回答によると、ベストスリーは「医局説明会」(69%)、「研究会・講演会」(61%)、「文献」(55%)--だった。
文献、医局説明会は、大学担当MRで効果的との回答が多かった。最新、最先端の情報を共有したいとのニーズによるものだろう。一方、研究会・講演会は、大学担当MRより、HP、GPの担当MRで効果的だったとの回答が多い。専門外含む様々な症例に接するHP、GPの医師にとって、実臨床を踏まえた処方例や副作用対策といった悩みや不安に応える内容であれば、参加することで、より自らの処方判断に自信を深めることにつながることが背景として考えられる。本誌2月号の医師調査では、そのような内容の研究会・講演会は有益と評価されており、その結果、MRサイドとしても処方をプッシュする力になっていると実感できているとなれば、開催の頻度が高まっているというのも頷ける。
研究会・講演会が急増する中、医師の間では飽きが見られる。宣伝色が強かったり、日常診療への応用を無視した内容には強い不満が出ている。それだけに、個々の医師または地域のニーズを精査することが、より求められる時期に来ているといえる。
詳細はミクス3月号(3月1日発売)、特集「MR意識調査2013年版 スゴイMR列伝」に掲載した。
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