大日本住友 抗生剤メロペンの1日用量6gに変更で承認申請 国内外GLに合わせ
公開日時 2013/01/23 04:01
大日本住友製薬は1月22日、カルバペネム系抗生物質製剤メロペン(一般名:メロペネム水和物)の日本での化膿性髄膜炎の適応症について、1日用量を現行の3gから6g(力価)に引き上げる一部変更承認申請を 行ったと発表した。
化膿性髄膜炎は、髄腔中に肺炎球菌やインフルエンザ菌などの細菌が侵入して発症する重症感染症で、発症した際の致死率は20~30%ともいわれる。それに対しメロペンの承認用量上限は1日3g(力価)だが、海外での承認用量、国内外のガイドライン(GL)での推奨用量は1日6gとされていることから、同社は治験を実施し、結果を踏まえて用量上限の変更を承認申請した。