旭化成ファーマ 骨粗鬆症啓発の啓発に力 全国のケアマネ介して治療介入率向上目指す
公開日時 2025/04/16 04:50
旭化成ファーマは4月15日、介護専門サイトやリハビリ型デイサービスなどを手掛けるインターネットインフィニティーとともに、全国のケアマネジャー(介護支援専門員)を介した骨粗鬆症の診断・治療を促す新たな啓発活動を3月末から始めたと発表した。骨粗鬆症の啓発活動のための研修キットやリーフレットを作成。全国の介護支援事業所に提供し、ケアマネジャーを通じて利用者の受診を促すことで骨粗鬆症の治療介入率向上につなげていく。
啓発活動の資材として、ケアマネジャー向けの学習用スライドと専門医による解説動画を作成。研修キットとしてケアマネジャーが集まる研修や勉強会での活用を想定している。また、インターネットインフィニティーが運営するケアマネジャー向けウェブサイト「ケアマネジメント・オンライン」の会員調査を基に、脊椎椎体骨折の既往歴や疑いがある利用者と家族を対象としたリーフレットも作成した。
今後も新たな施策やケアマネジャー向けのセミナー開催も検討しているという。両社は、「骨粗鬆症の診断・治療が必要な利用者を介護から医療へつなげるとともに、今後も継続して医療と介護が連携し、地域で骨粗鬆症対策が行われるような環境づくりに貢献したい」としている。