骨粗鬆症薬オスタバロ 処方増意向は8割、第一選択は2割
数々の機能を有したインジェクターにネガティブな評価も
公開日時 2023/11/01 00:00
新たな国民病といわれる骨粗鬆症の患者数は約1300万人と推定されており、骨粗鬆症に伴い骨折が発生した場合、ADLやQOLの低下、ひいては寝たきりなど生命予後の悪化につながるとされている。特に低骨密度、脆弱性骨折の既往や高齢を伴う「骨折の危険性の高い骨粗鬆症」には、短期間で骨量を増やし、骨折リスクを低下させる骨形成促進薬による治療が必要といわれている。2023年1月に骨折の危険性の高い骨粗鬆症に対する効能・効果として発売された骨粗鬆症治療薬オスタバロ皮下注カートリッジ1.5mg(一般名:アバロパラチド酢酸塩)は、フォルテオ(同テリパラチド)、テリボン(同テリパラチド酢酸塩)、イベニティ(同ロモソズマブ)に続く4剤目の骨形成促進薬。新規の副甲状腺ホルモン(PTH)製剤に分類され、有効成分であるア...