旭化成ファーマ テリボン皮下注用56.5㎍の製法特許めぐる訴訟で沢井製薬に勝訴 大阪地裁判決
公開日時 2024/09/30 04:50
旭化成ファーマは9月27日、同社のテリボン皮下注用56.5㎍の製法特許をめぐり沢井製薬と争っていた特許権侵害訴訟で、大阪地裁が沢井製薬の当該後発品「テリパラチド皮下注用56.5㎍『サワイ』」の破棄および賠償金の支払いを命じる判決を下したと発表した。同社は、「今後も知的財産権の侵害行為に対して毅然とした態度で臨む」とコメントした。
大阪地裁の判決は9月26日付。沢井製薬に対し、当該製法特許の方法で製造・販売または販売の申出をしてはならず、沢井製薬の「テリパラチド皮下注用56.5㎍『サワイ』」を廃棄するよう命じた。また、30億6491万6243円の賠償金および訴訟の過程で損害賠償請求を追加した時点から支払い完了まで年3%の遅延金の支払いを命じる判決を下した。
旭化成ファーマは、「知的財産権を重要な経営資源と位置付けており、今後も知的財産権の侵害行為に対して毅然とした態度で臨み、知的財産の保護を図ってまいります」と強調した。