米PhRMA 新会長にファイザーのアルバート・ブーラ会長兼CEOが就任
公開日時 2025/02/27 04:47

米国研究製薬工業協会(PhRMA)は2月19日、新たな会長にファイザーのアルバート・ブーラ会長兼CEOが就任したと発表した。また次期会長にはサノフィのポール・ハドソンCEO、理事会財務担当責任者にはメルクのロバート・デイビス会長兼CEOが就く。
ブーラ新会長は2019年にファイザーの会長兼CEOに就任。新型コロナワクチンや抗ウイルス薬の迅速な開発や、Seagen社の買収を通じたオンコロジー領域のパイプライン拡充などを進めてきた。PhRMAの会長就任にあたり、「慢性疾患やその他の深刻な疾病負担に対処し、患者さんの生活を改善し、必要とする人々が画期的医薬品に適正な価格でアクセスできるように、日本の政策立案者と協力できることを楽しみにしている」とコメントを寄せた。
PhRMAのスティーブ・J・ユーブル理事長兼CEOは「PhRMAは今後1年かけて、創薬イノベーション・エコシステムを強化し、市場の不適切なインセンティブ制度に対処し、コストを削減し患者さんの医薬品アクセスを改善することに焦点を当てる。こうした時期に、ブーラ氏がPhRMA理事会を率いてくれることを嬉しく思う」と歓迎した。