日本製薬工業協会（製薬協)は１月23日、健康医療データを利活用する意義を啓発することを目的とした動画をウエブサイトに公開したと発表した。

動画は、健康医療データ活用のコンセプトを紹介するShort版（45秒）と、親しみやすいアニメーションで健康医療データの重要性を紹介するLong版（3分27秒）の２種類。「医療機関や製薬企業、行政に共有され、医療の進化という形で私たちへと還元されていく。この好循環が医療を大きく変える一歩になる」などと説明。健康医療データの活用により、医薬品の開発や医療政策に反映され、還元されていくことを強調している。

製薬協の医薬品評価委員会では、医療情報データベース活用促進タスクフォースを立ち上げ、一般向けに、製薬産業だけではなく社会全体で健康医療データの利活用が発展し、より良い社会を形成することを目的に活動を進めている。「今後は本動画を活用し、ステークホルダーとも連携のうえ、一般の方々への健康医療データ利活用の普及啓発により一層努めてまいる」としている。