日医工・岩本社長 年頭所感 「生産体制と品質保証体制の強化に取り組む」
公開日時 2025/01/09 04:49
日医工は1月8日、岩本紳吾代表取締役社長名で、年頭所感を発表した。医薬品の供給不足解消に向けて、今年も引き続き「生産体制および品質保証体制の強化」に取り組む構えを見せた。
岩本社長は製薬業界の現状について、「業界再編や製品の統合、製造所の集約など、安定供給確保に向けた具体的な対応を速やかに実行することが求められている」と認識を明かした。その中で同社を含む後発医薬品メーカーとして、「業界全体の大きな変化に対応するとともに、医薬品を安定的に供給する責務がより一層高まったと考えている」と引き締めた。
同社は医薬品の安定供給不足を解消するため、生産体制と品質保証体制の強化に取り組んでいる。自社工場品を中心に徐々に生産量が増加し、「24年11月末時点で出荷量通常以上の品目が93.8%となるなど、一定の成果を上げることができた」と強調した。岩本社長は、「今年も引き続き生産体制および品質保証体制の強化に取り組み、品質の良い医薬品を安定的に供給し、人々の健康と幸せに寄与することで、日本の医療に貢献していく」と抱負を述べた。