“バックアップ生産体制”構築に意欲 生産余力で安定供給に貢献
日本各地の工場活用で「地域経済、医薬品産業の活性化につながる」
公開日時 2024/08/01 00:00
TopInterview東和薬品株式会社代表取締役社長吉田逸郎氏「企業が安定供給責任を果たすためには、生産効率を上げて、製造時間、製造能力に余裕を持たせることが必要だ」――。東和薬品の吉田逸郎代表取締役社長は、こう強調する。構築を急ぐのが“バックアップ生産体制”だ。平時だけでなく、有事も含めて安定供給できてこそ、製薬企業の使命を果たせると力を込める。サプライチェーンの強靭化の必要性が指摘される中で、国内製造の重要性も強調。有事の際のリスクを踏まえ、生産拠点を日本各地に分散させることで、「地域で雇用も生まれ、地域経済の活性化にもつながる。医薬品産業の活性化にもつながる」と話す吉田社長に話を聞いた。(望月英梨)「天災(地震、異常気象)や不慮の事故などの有事でも安定供給でき...