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第一三共 米メルクが開発中の「MK-6070」で共同開発・事業化契約を締結 小細胞肺がんでI-DXdと併用評価

公開日時 2024/08/08 04:46
第一三共は8月7日、米メルクが開発中の「MK-6070」について、グローバルでの共同開発および販売提携に関する契約を締結したと発表した。これにより両社は、特定の小細胞肺がんを対象に抗体薬物複合体(ADC)のI-DXdとMK-6070の併用療法を評価する。他剤との併用療法も検討する予定。第一三共は米メルクに契約時一時金として1億7000万米ドルを現金で支払う。

MK-6070は米メルク(Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USA)が開発中のDLL3を標的とした三重特異性のT細胞エンゲージャー。小細胞肺がんや神経内分泌腫瘍(メラノーマ、小細胞膀胱 がん 、前立腺 がん等)に高発現するタンパク質の一種を標的とするが分かっており、現在は、複数の進行がん患者を対象とした単剤療法や、小細胞肺がん患者を対象とした免疫チェックポイント阻害剤・アテゾリズマブとの併用療法において第1/2相臨床試験が行われている。また、MK-6070は米FDAから小細胞肺がんの治療を対象としてオーファンドラッグ指定を受けている。

今回の契約で両社は、MK-6070の共同開発と商業化を行う。まずは、特定の小細胞肺がんを対象に同剤とI-DXdの併用療法を評価することになり、すでに提携しているI-DXd等のDXd ADC 3製品とのシナジー効果も期待するところ。全世界での利益と開発・販促費等は、両社で折半するが、米メルクが独占的権利を有する日本においては、第一三共が売上に応じたロイヤルティを受け取ることになる。MK-6070とI-DXdとの併用療法に係る開発費については、原契約でI-DXdの将来的な開発費は20億米ドルまで米メルクが75%を負担する。


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