日本セルヴィエ アントニー・マレ氏が代表取締役に就任 7月1日付
公開日時 2023/07/19 04:48
日本セルヴィエは7月18日、アントニー・マレ氏(写真)が7月1日付で代表取締役に就任したと発表した。マレ氏はこれまでヨーロッパや中東の国でゼネラルマネジャーを歴任し、直近ではレ・ラボラトワール・セルヴィエ中東(湾岸および近東諸国担当)ゼネラルマネジャーを務めていた。日本の前代表取締役のジェラール・シャルル氏は6月30日付で退任し、引き続きセルヴィエインターナショナルの東南アジア・韓国地域マネージングディレクターとして、同社グループをけん引する。
マレ氏は、日本セルヴィエの代表取締役の就任にあたり、「オンコロジー領域で患者やその治療にあたられる医療関係者の皆さまにとって、信頼できるパートナーになるというビジョンに基づき、中長期での更なる成長の加速を推進する」と抱負を述べた。日本セルヴィエは膵がん治療薬・オニバイド点滴静注を販売しているほか、今年6月には急性リンパ性白血病/悪性リンパ腫の治療薬・オンキャスパー点滴静注用の承認を取得した。
フランスに本社を置くセルヴィエは現在、治療困難ながんに焦点を当て、がん領域において信頼される革新的なプレイヤーになることを目指している。グループの研究開発予算の50%以上をがん領域の開発にあてている。
【アントニー・マレ氏 略歴】
仏メルク・シャープ・アンド・ドーム社で2003年~09年に病院担当MRや病院担当プロダクトマネジャー、ディストリクトセールスマネジャーを務めた後、09年にセルヴィエインターナショナルに入社。クロアチア、スロベニア、セルビアや湾岸諸国(サウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェイト、カタール、バーレーン、オマーン担当)、中東(湾岸及び近東諸国)のゼネラルマネジャーを歴任した。04年にESCP経営大学院(パリ)薬学管理専門職修士、11 年にパリ第五パリ・デカルト大学 薬学博士。国籍はフランス。48歳。