沢井製薬は2月18日、西日本第2物流センター（神戸市須磨区）を開設したと発表した。21年11月に開設した東日本第2物流センターに続くもので、ロジスティクスの増強を図る狙いがある。今回開設した西日本第2物流センターを加えると、同社の物流センター数は6か所となる。

同社は、物流センターで取り扱う製品の出荷実績が2010年との対比で約3.1倍増（出荷ケース比）に増加していることを明らかにした。この背景には、ジェネリック医薬品の普及に伴うベースの出荷数量の伸びに加え、品質問題に起因した業界の供給不安に対する需要集中があるという。同社の物流センターは、昨年開設した東日本第2物流センターと今回開設した西日本第2物流センターをあわせて全国に6か所の拠点を持つ。

同社は、供給能力の向上について、「生産能力の増強だけではなく、生産した製品を届けるためのロジスティクス能力も重要な要素である」と指摘。「迅速かつ積極的な投資でさらなる供給課題への対応を行っていく」と強調している。