アルフレッサHD IoTセンサー技術のクォンタムオペレーションと資本提携
公開日時 2020/02/07 04:50
アルフレッサホールディングス(HD)は2月6日、子会社のアルフレッサがIoTセンサー技術を有するベンチャー企業のクォンタムオペレーション(本社・東京都中央区 加藤和磨代表取締役)と資本提携したと発表した。近年はスマホの急速な普及に伴い、自身の健康情報を携帯端末に記録し、健康管理や予防に役立てるPHR(パーソナル・ヘルスケア・レコード)が注目されている。アルフレッサは、今回の資本提携により、ウォッチ型バイタルバンドの製品化を支援する。また、上市後の流通に向けた業務提携に向けて、別途協議も進める方針だ。
アルフレッサグループは、中期経営計画で「事業モデルの変革」を掲げ、成長分野への積極的な投資により事業領域の拡大を目指す方針を示している。そこで注目したのが「データヘルス改革」だ。最近は、心拍数や各種活動量を測定できるヘルスケア機能を持つウェアラブル機器が数多く販売され、これら機能を活かした健康管理への国民的な関心も高まっている。
今回、資本提携するクォンタムオペレーションは最先端のIoTセンサー技術を持つベンチャー企業だ。すでに医療や介護の場面に対応し、24時間365日におよびデータを集積する「ウォッチ型バイタルバンド」の開発を進めている。加えて、生活習慣病の一つである糖尿病患者の新しい血糖値測定として光センサー技術を活用した非侵襲的な血糖測定機能を内蔵したモデルの開発も行っている。アルフレッサは今回の資本提携を通じ、製品化と市販後の流通う関する業務提携に向け、別途協議を進める方針だ。