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アルフレッサHD 再生医療領域の顧客紹介及びプロモーション活動でミナリス社と協業へ 覚書締結

公開日時 2025/03/06 04:50
アルフレッサホールディングス(HD)は3月5日、Minaris Regenerative Medicineの日本法人(本社:神奈川県横浜市、以下「ミナリス社」)との間で、日本国内で再生医療領域の商用生産を目指す企業に対して、顧客紹介および共同プロモーション活動等の協業を行うことを目的とした覚書を締結したと発表した。アルフレッサグループは新規事業の一環として再生医療サプライチェーンの構築に取り組んでいる。ミナリスは、再生医療等製品に特化したCDMOサービスを展開するMinaris Regenerative Medicineグループの日本法人。

今回の覚書締結により、再生医療等製品の開発・製造能力を相互補完するとともに、ノウハウ等を提供し合うための人材交流も行う。さらに、ミナリス社が保有する豊富な製造、製法開発の受託実績とノウハウ、およびアルフレッサグループが保有する再生医療等製品の製造・保管・輸送の機能とネットワークを組み合わせた連合体としての提案を国内外の顧客に対して行う。

それぞれの得意分野を活かし、開発・製造をミナリス社とアルフレッサグループで再生医療関連事業を行うセルリソーシズ社が、流通をアルフレッサグループが担う。アルフレッサHDは、「より生産規模の大きな開発・製造および流通までの一連の工程を受託することが可能になる」としている。

Minaris Regenerative Medicineグループは25年以上にわたり、再生医療等製品の治験薬製造および商用製造、製法開発を通して、顧客に実践的なノウハウや応用技術を提供している。米国、ドイツ、日本に拠点があり、製薬企業やアカデミアなどの各々の再生医療等製品ごとにカスタマイズした製法開発および受託製造サービスをグローバルに展開し、再生医療分野の発展に貢献している。

アルフレッサグループでは、再生医療関連事業を行うセルリソーシズ社が国産の細胞原材料(マスターセル)の提供や、細胞加工物の製造、および国内外のアライアンスパートナーとの提携等を通じた包括的CDMOサービスの提供体制の構築を進めている。保管・輸送については、2カ所の再生医療流通ステーションと10カ所の再生医療等製品保管庫を設置し、流通を受託できる環境を整えるとともに、輸配送のノウハウ向上にも継続して取り組んでいる。
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