Welby 東京内科医会とPHR普及を目的とした連携に合意 生活習慣病の管理を通じて健康寿命延伸に寄与
公開日時 2025/03/27 04:50
Welbyは3月25日、一般社団法人東京内科医会とパーソナル・ヘルス・レコード(PHR)の普及を目的とした連携に合意したと発表した。生活習慣病の適切な管理を通じて地域住民の健康寿命の延伸に寄与し、地域医療の質の向上を目指す。具体的には、会員医師にPHRの活用を推奨し、健診データや日々のバイタルデータを診療に役立てるのに加えて、患者と医師間の継続的なコミュニケーションを強化し、かかりつけ医機能を充実させることに貢献する。さらに、PHRの導入を通じてクリニック業務のデジタル化を推進したい考えだ。
同社は東京内科医会との取り組みを通じ、PHRを活用した患者の健康データ管理により生活習慣病の早期発見・重症化予防を推進し、地域住民の健康寿命の延伸を支援する。Welbyの「Welbyマイカルテ」を活用することで、地域住民・保険者・医療者をシームレスにつなぎ、生活習慣病管理を支援する。さらに東京内科医会と連携することで、地域の内科診療所を中心とした「かかりつけ医」体制を強化し、PHRの実現を推進する。
具体的な取り組みとしては、PHRを活用した診療支援に加えて、東京内科医会の会員医療機関に対し、特定健診・みなし健診の受診促進を推進。収益機会を創出し、地域医療機関の持続可能性を支援する。あわせてクリニック業務のデジタル化をサポートすることにしており、診療の効率化や患者の通院負担軽減、待ち時間の短縮を実現し、医師・患者双方の利便性向上につなげたい考えだ。
◎PHR活用した血圧管理向上と適切な高血圧治療目的にノバルティスファーマとも協業
なお、WelbyはPHRを活用した血圧管理の向上と適切な高血圧治療を目的にノバルティスファーマと降圧目標達成率向上に向けた協業に合意した。Welbyとノバルティス ファーマは中長期的に循環器領域におけるPHRの社会実装を通して、連携を強化していく方針だ。