沢井製薬は７月12日、医療関係者向けのウェブサイトで、原薬製造国を開示したと発表した。一部準備中のものもあるが、基本的に全製品を対象に情報を開示する方針。原薬生産国は、最終原薬の製造所がある国とし、複数国ある場合にはすべての国を表記する。あわせて精製前の工程を行う粗原薬製造所の国名も開示している。

情報開示の背景には、異物や異なる成分の混入問題などが相次ぎ、医療関係者から開示を求める声が上がっていたことがある。日本ジェネリック製薬協会も6月、原薬製造国の開示に関する指針を通達していた。

原薬製造国をめぐっては、東和薬品や武田テバファーマ、武田テバ薬品もすでに情報を開示している。