エムスリー インフロントとインサイト・アイが傘下入り 医療系広告代理店事業でトップクラスの規模に
公開日時 2016/12/12 03:50
エムスリーはこのほど、医療系広告代理店事業を展開するインフロント社やインサイト・アイ社を傘下に持つ持株会社アイジー・ホールディングスの全発行済株式を取得したと発表した。エムスリーは子会社のリノ・メディカル社やヌーベルプラス社で医療系広告代理店事業を行っている。今回、インフロント社とヌーベルプラス社がエムスリーグループに入ったことで、医療系広告代理店事業は40億円規模になる見込みで、業界トップクラスとなる。
エムスリーとアイジーは、「ネットとリアルの融合によるマルチチャネルプロモーションの展開を加速し、圧倒的ナンバー1となるべく事業を推進していく」としている。また、アイジーは本誌取材に、「デジタル化へと進展する医療業界で、単体のみで何かを生み出そうとするより、デジタルのノウハウやデータベースを持つエムスリーとともに事業展開した方が、先進的サービスの実現性が高いと判断した」としている。
想定される相乗効果は▽他社との差別化▽新規事業・新サービス開発▽共同提案――の3つという。
差別化では、エムスリーのデータベースを活用したマーケティング力の強化や、「m3.com」や「QLife」といったエムスリーグループのウェブメディアの活用によるメディアプランの強化が期待でき、他の代理店とは差別化した付加価値の高い事業を展開するとしている。新規事業では両社のノウハウを活用した「新規メディアの立ち上げやビッグデータを活用した新サービスの開発を加速する」という。共同提案は、双方のクライアントの相互紹介を進め、クライアントのニーズにあったマルチチャネルプロモーションを推進するとしている。