エムスリー 「エムスリー総合研究所」(M3総研)を設立 独自の医療データに基づく調査・提言を発信
公開日時 2024/09/27 04:45
エムスリーは9月26日、「エムスリー総合研究所(M3総研)」を設立したと発表した。エムスリーが保有する医療データをもとに、日本の最適医療に向けた調査、情報の発信を目的とする。初代所長には、エムスリー業務執行役員の外海実氏が就任した。
M3総研は、日本最大級の医療従事者パネル、医療ビッグデータなど広範なデータを活用して、日本の医療実態を中立的な立場で調査・研究し、その結果を広く発信することを目的に設立されたシンクタンク。具体的には、地域における各種疾患の流行情報、疾病の診断・治療の地域差、人口動態に応じたワクチンの接種率、疾患・治療に対する医師の認知など、エムスリーでしか捉えることのできない医療の改善機会について、調査・提言を行っていく考えだ。
なお、第1弾として、子宮頸がんワクチンについて、地域による接種率のばらつきなどを踏まえた医療データに基づく最新の接種状況等についての調査発表を予定している。