SFGIとエムスリー 人生100年時代のWell-being支援を目的に業務提携 健康経営支援サービス提供へ
公開日時 2024/11/06 04:48
ソニーフィナンシャルグループ(SFGI)とエムスリーは11月5日、人生100年時代のWell-being支援を目的に業務提携したと発表した。業務提携の第一弾として、ソニー生命保険の子会社であるソニーライフ・コミュニケーションズとエムスリーソリューションズにおいて、法人経営者と従業員に向けた「健康経営支援サービス」の提供と医療従事者向けのサービスの拡充を行う。今後は、大腸内視鏡検査を通じた大腸がん予防のエビデンスに基づく医療・健康情報を法人経営者や従業員に伝達するなど、日本の医療課題の解決に取り組みたいとしている。
SFGIは、「自分らしく生きる人を支える」事業の実現を目指し、①生きる土台の“健康寿命”、②経済的な健全性である“資産寿命“、③自分らしく生きる“感動寿命”-の3つの寿命をコアコンセプトとして、金融商品やサービス提供に努めてきた。一方、エムスリーは日本の医師の9割、全世界医師の半数にあたる約650万人の医師が利用するプラットフォームを通じ、日本や世界の医療変革にチャレンジしている。また、近年は企業の健康経営や生活者の健康改善を推進している。
今回の業務提携は、両社の強みを掛け合わせることで、法人経営者や従業員に対し、エムスリーソリューションズが提供する法人従業員の病気の予防や健康で働ける環境をサポートする福利厚生サービスを両社で共同提案する。将来的には、子宮頸がんワクチン接種の重要性に関するエビデンス情報を顧客に伝えるなど、日本の医療課題の解決にも取り組みたい考えだ。
一方で、日本の医師33 万人超が利用する「m3.com」会員に対し、ソニーライフ・コミュニケーションズを通じ、顧客の悩みごとや課題を、法人、個人を問わず寄り添って解消する「全方位型ウェルスマネジメント」サービスを新たに提供する。こうしたサービスを通じ、医療機関経営に「新しい豊かさ」を実現させていきたいとしている。