GSK 1日1回吸入のCOPD薬 LAMA/LABAアノーロの30日製剤、LAMAエンクラッセを新発売
公開日時 2015/10/02 03:51
グラクソ・スミスクラインは10月1日、1日1回吸入のCOPD治療用配合薬アノーロエリプタ30吸入用と、同じく1日1回吸入のCOPD治療薬エンクラッセ62.5μgエリプタ7吸入用、同30吸入用を同日に新発売したと発表した。
アノーロは同日から14日投与期間制限が解除された。これまで7日分の製品(7吸入)のみだったことから、今回30日分の製品を追加する。アノーロは長時間作用性抗コリン薬(以下、LAMA)ウメクリジニウム62.5μgと長時間作用性β2刺激薬(LABA)ビランテロール25μgを含有するLAMA/LABA配合薬。
エンクラッセは、アノーロに含まれるLAMAウメクリジニウム62.5μgを主成分としている。アノーロに1年間の使用経験があることから、エンクラッセは14日の投与期間制限はついていない。このため発売時から30日分の製品も投入する。
同社はCOPD治療薬として、▽LABAサルメテロールを主成分とするセレベント(1日2回吸入)▽吸入ステロイド(ICS)フルチカゾンとLABAサルメテロールを含有するアドエア(1日2回吸入)▽LAMA/LABAアノーロ(1日1回吸入)▽LAMAエンクラッセ(1日1回吸入)――の4剤をラインナップすることになる。増悪リスクや息切れなど患者によって様々な症状がみられるCOPDに対して、同社は多くの治療選択肢を提供していく。