苦しいときこそ、安易な道を選ばない
公開日時 2014/02/28 00:00
コンサナリスト川越満1月16日に都内で開催されたユート・ブレーンセミナーで講演した厚生労働省医政局の城克文経済課長の最後のスライドには、次のように書かれていた。つまり、医療保険制度は「みんなそこそこ儲かることが目指されている」(城氏)ため、“一人勝ち”しているプレイヤーがいるなら、その制度設計が間違えているということになる。そのため、2014年度の調剤報酬改定においては、お薬手帳を必ずしも必要としない患者に対する薬剤服用歴管理指導料の評価が見直されたほか、24時間調剤が可能でない大型門前薬局の評価が引き下げられた。薬価改定では、後発医薬品に市場をバトンタッチしていない長期収載品の薬価の特例的な引き下げが実施された。一方、消費税増税の問題もある。日本慢性期医療協会の武久洋三会長は2013年4月...