シャイアー・ジャパン 新社長にグレン・スノハラ氏 2製品の14年上市目指す
公開日時 2013/12/19 03:50
シャイアーは12月18日、国内外資系企業の営業部門で要職を歴任してきたグレン・スノハラ氏がシャイアー・ジャパンの代表取締役社長に就任する人事を発表した。シャイアーは日本市場初投入となる希少疾患治療薬2製品の開発を進めているが、国内外で新薬事業の経験を有するスノハラ氏を迎え、2014年中の上市を目指す。スノハラ氏は現在47歳。
スノハラ氏は14年1月2日に就任する。現在社長のスティーブ・エンゲン氏は退社するが、14年前半はアドバイザーとしてサポートする。
同社は神経系や希少疾患、消化器疾患、再生医療に注力している。国内では、高リン血症治療薬ホスレノール、アルツハイマー型認知症治療薬レミニールなどが導出され、他社から販売されている。14年中に自社製品として初投入を目指す2製品は、本態性血小板症治療薬のアナグレリド塩酸塩水和物(海外製品名AGRYLIN)とゴーシェ病の酵素補充療法注射薬velaglucerase alfa(同VPRIV)。11月時点ではフェーズ3となっている。
グレン・スノハラ氏の略歴
トロント大学博士号取得、
カナダ・クラーク精神医学研究所博士研究員過程
1997年 ノバルティス・カナダ
2001年 ノバルティス本社(スイス)
2006年 ノバルティス・ジャパン(マーケティング本部長などを歴任)
2008年 現MSD副社長・マーケティング本部長
2011年 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社執行役員