国際競争で“勝てる企業体”への転換避けられず
創薬力強化でビジネスモデルの転換を
公開日時 2023/07/01 00:00
海外ベンチャーとの接点強化新薬候補や創薬技術を獲得ミクス編集部が製薬各社のMR一人当たり生産性を調べたところ、第1位は中外製薬の5億4600万円でトップとなった。ただ、コロナ中和抗体薬ロナプリーブの政府買上げ分を除くと、生産性は3億7583万円で前年の3億9900万円を下回る。塩野義製薬のMR一人当たり生産性は2億4600万円で前年より1億円増加したが、こちらも新型コロナ感染者における抗ウイルス薬ゾコーバの政府買上げ分を除くと、生産性は1億900万円となり、前年とほぼ同水準となる。23年度業績は新型コロナ治療薬やワクチンの政府買上げにより薬剤費総額で増加傾向を示したが、コロナ要因を除くと国内市場の伸びは低水準に止まっていた。(沼田佳之)製薬大手10社の主力製品別売上高の推移をみた。各社ごと事...