メドピア・トップ人事 創業者で社長CEOの石見氏が取締役会長に 12月18日付
公開日時 2024/11/26 04:49
メドピアは11月25日、同日開催の取締役会で代表取締役の異動を決議し、創業者で医師の石見陽・代表取締役社長CEOが12月18日付で取締役会長になることが内定したと発表した。12月18日開催予定の定時株主総会とその後に開催される取締役会で正式に決定する。新たな代表取締役兼執行役員社長CEOには、後藤直樹・取締役兼執行役員副社長が昇格する。
石見氏は1999年に信州大学医学部を卒業し、東京女子医科大学病院循環器内科学に入局した。研究テーマは血管再生医学。医師として勤務する傍ら、2004年12月にメドピアを設立し、07年8月に医師専用コミュニティサイトを開設。日本の医師の約半数が参加する医師集合知プラットフォーム「MedPeer」へと成長させた。
◎石見社長 12月で創業20年「次の成長ステージに進むため新経営体制への移行が不可欠」
石見社長は今回の経営体制の変更について、「24年12月で創業20周年という節目を迎えるにあたり、メドピアが次の成長ステージに進むためには、新経営体制への移行が不可欠だと考えており、現代表取締役社長 CEOとして今回の体制変更を検討してきた」と明かした。そして、新規事業開発を中心に事業成長をけん引してきた後藤氏を次期社長CEOとすることで、「メドピアはさらにスピード感を持って医療現場に新しい価値を提供し、イノベーションを創出する企業として進化を遂げることを目指す」とした。
なお、石見氏は取締役会長として引き続き経営に携わる予定。具体的には、▽メドピアのMissionの更なる浸透と組織カルチャーの構築、▽医師や製薬企業、その他ステークホルダーの皆さまとのエンゲージメント強化、▽取締役会議長、グループ会社取締役就任によるメドピアグループ経営基盤の更なる強化、▽探索的新規事業の創出によるメドピアグループの長期的価値向上――に貢献するとし、「今までよりも長期的な視点で会社の成長を支える役割を果たす」としている。