サンド 成長ホルモン製剤ソマトロピン 先行品と同一効能に
公開日時 2013/08/27 03:50
サンドは8月22日、成長ホルモン製剤のバイオ後続品(バイオシミラー)であるソマトロピンBS皮下注「サンド」について、効能追加をすることで先行品と同一効能になったと発表した。
09年9月に発売された同剤は、低身長症などに用いられてきた。今回、「骨端線閉鎖を伴わないプラダーウィリー症候群における低身長」「SGA(small-for-gestational age)性低身長症」の効能の承認を取得したことで、先行品と効能を揃えた。
プラダーウィリー症候群は、おおよそ1万人に1人程度の先天性疾患で低身長、過食、肥満、発達遅延、性腺機能不全などが現れる。SGA性低身長症は440人に1人の発現頻度で、標準に比べ小さく生まれ、2~3歳になっても他の子どもより小さく、成人になっても低身長となる疾患という。
12年6月から、ニプロと地域を分担し、コ・プロを行っている。