製薬企業MRからITマーケの世界へ
「圧倒的なスピードで成長」実感
新卒で外資系製薬会社に入社し、8年ほどMRとして勤務しました。MR時代は、開業医から地域中核病院まで担当し、循環器・代謝・消化器などの幅広い領域を担当しましたが、2021年1月、ITマーケティングの会社に転職しました。
転職活動は、今までの経験が活かせることと、俯瞰的視点で専門性を高めたいという思いを軸に行いました。現在は、医療業界のマーケティングに対する戦略立案・提案に関する業務を担っており、前職時代の業界知識が役立っていると感じる日々です。転職から2年余りが経つなか自分自身、「圧倒的なスピードで成長できている、鳥瞰的なものごとの捉え方ができるようになった」と成長を実感しています。
転勤しても同じ仕事の繰り返し？
疑問を感じて転職
新卒で内資系製薬企業のMRとして入社し、8年弱MR活動に従事しましたが、転勤を契機に転職を考えました。転勤しても同じ事の繰り返しでスキルの頭打ちを感じたこと、ついてきてくれた妻のキャリアを止めることに疑問をもったからです。東京、またはリモートで働きつつ、自身のスキルやキャリアアップを果たせることを目指し、20年2月医療系メディアの医薬品マーケティング支援の部門へ転職しました。
現在は、ＭＲ時代の現場感を生かして、製薬企業に対し、デジタル上でのプロモーション施策を営業提案するなどしています。思考力やＩＴスキルがついたと感じ、転職してよかったと思っています。
転職にあたっては、今の会社に40歳、50歳になる時まで勤めた時に自分がどうなっているか想像することが大切だと思います。リストラされた時にMR以外の選択肢はあるのか、などシビアなことについても考えておく必要があると感じています。
転職で転勤のない生活へ
「家族で安心して暮らせる」
新卒で外資系製薬企業に入社し、17年間ＭＲに従事してきました。ＭＲ時代は開業医から大学病院までを担当し、幅広い領域を経験しましたが、早期退職優遇制度の導入をきっかけに、2018年3月に調剤薬局の新店舗立ち上げに関わる営業職に転職。現在はグループ内の医療系メディアで仕事をしています。
現在の仕事は、テーマとなる疾患について、概要や対策、最新のトピックスを伝えることで、医療関係者や患者さんから感謝されることが多く、やりがいを感じています。また転勤がないことで、家族が安心して生活できることもメリットだと感じています。
転職活動中は、自身の能力や経歴等を客観的に整理し、言語化することに努めました。採用する側にとって「期待値をもって頂けるポイント」について、書き出しておくのもいいと思います。そして、転職では家族の心配も付き物です。よく戦略を練り、話し合って進めていくことが必要なのではないでしょうか。