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戦略的な「キャリアシフト」、進めていますか?

エディタV2

24年7月号『製薬各社の海外売上比率は拡大傾向』から思うこと


こちらのコーナーでは、ミクス本誌の記事から人事担当者の目線で気になった記事を主にキャリア開発の視点から読み解いていきます。
製薬業界に関するニュースが日々飛び交うなかで皆さまのキャリア構築の一つの視点として読んでいただけますと幸いです。

今回は、7月号に掲載されている記事、『製薬各社の海外売上比率は拡大傾向』にフォーカスを当てたいと思います。
ビジネスが変われば求められるはたらき方も変わる  

今回の記事では、日本の製薬各社が海外売上比率を高めている実情がデータとともに示されていますが、日本の薬価が厳しく抑制されているビジネス環境を考えると当然の流れとも言えます。そういう意味では外的要因がビジネス構造の転換を後押しした側面もありそうですが、いずれにしてもビジネスが海外シフトしていく流れにブレーキをかける要素は当面の間出てこないように感じます。

興味深いことは、海外でのビジネス強化の動きはコマーシャル的な側面にとどまらず、バイオ製品や創薬技術の確保・調達を目指す動きなどの研究開発面にも及んでいることです。記事では、国内メーカーによる海外ベンチャーの買収やベンチャーキャピタルを介したスタートアップ支援などに触れていますが、これらの動きは製薬メーカービジネスの川上から川下にいたるまで一貫して海外を意識せざるを得なくなってきている現状を示していると考えられます。

このような製薬メーカーのビジネス変容はそこではたらく社員にも大きな影響をもたらすことになりますが、具体的には、「組織構造の変化」「各部門に求められるミッションの変化」「個々の社員のタスクの変化」といった形で表れてくることになります。当然のことながら、こうした変化は個々の社員のキャリア形成に対する重大なインパクトファクターとなり得るので、いかに時代の先を読んで適切な準備を行うのかが個々人のキャリア形成においてとても重要になってきます。

キャリアシフトの準備を始めるために
未来を予見し、そこから逆算したキャリア形成を行うことは決して容易なことではありません。しかし、だからと言って、会社から指示されることを着実にこなすことだけに専心していると、会社に依存した非主体的な社会人人生となってしまいます。

そのような中で、会社のビジネス構造の変化に対応した(できれば先取りした)キャリアを築いていくためには、
●マーケットの分析(大局的な視点で市場のニーズや業界の変化の方向性を理解する)
●自社の立ち位置と事業戦略の理解(自身が活躍できるステージやその環境を客観的に理解する)
●自身の興味関心や強みの理解(自身の内なる想いや発揮できる能力・スキルを棚卸しする)
ことが求められることは既にご存知の通りかと思います。

上記の3点は、キャリア開発の教科書に必ず載っている「Will, Can, Must」のフレームを包含したものなので特に目新しく映らないと思いますが、一方で、ビジネス構造の変化を前提にこれらのことを考えるときには『常に新しい視点を導入する』ことが大切だということはあまり知られていないように感じます。たとえば、上長とのキャリア面談用に作成するキャリアプランシートに毎年同じようなことを書いている方や、現在の組織構成を基準にしたキャリア目標を記入している方は多くないでしょうか。

そこで今回、ミクスキャリアコミュニケーション事業部では、普段皆さまがキャリアについて考えられる際、どのようなことを考えておられるのかをアンケート調査させていただき、その結果を皆さまにシェアできればと考えました。他の人がどのようなことを考え、どのような行動を取られているのかをお互いに参考にしていただく機会になればと願っております。

つきましては、以下のボタンから簡単なアンケートにご協力をいただけますと幸いです。ほとんどの設問が選択となっていますので、5分ほどみていただければご回答いただけると思います。
皆さまのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
※アンケートにご回答いただいた皆さまの中から抽選で5名様にAmazonギフト3,000円分を贈呈させていただきます。


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