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ダイト MSAを適応症とするユビキノール含有製剤「NPC-29」の開発協業でノーベルファーマと合意

公開日時 2025/01/17 04:48
ダイトは1月15日、ノーベルファーマと多系統萎縮症(MSA)を適応症とする、ユビキノール含有製剤「NPC-29」の開発に向けた協業契約で基本合意したと発表した。両社はオーファンドラッグ領域における「パートナー関係構築に向けた協定」を2024年6月18日に締結しており、ダイトが掲げる中期経営計画「DTP2027」の柱の1つ「新規ビジネスへの参入」におけるオーファンドラッグ参入第一号案件でもある。同社は、「NPC-29の一刻も早い発売を目指し、協業パートナーであるノーベルファーマ社と開発に尽力したい」と強調した。

「NPC-29」の対象となる多系統萎縮症(MSA)は、脳内の特定の部位、特に基底核と小脳、および脳幹が萎縮または変性する神経変性疾患。自律神経系の異常を特徴とし、これにより血圧の自動調節、心拍数、呼吸などの自律神経機能が障害される。また、運動機能障害も引き起こすことがあるという。

なお、日本国内の患者数は1万528 人(23年度末医療受給者証保持者数)で、現在のところMSA を根治する治療法は無い。このため「NPC-29」の開発に対する期待も高く、昨年6月に交したノーベルファーマとの「パートナー関係構築に向けた協定」を活かし、補完関係にある両社の強みを持ち寄りながらオーファンドラッグビジネスを推進する方針だ。

◎完全子会社の大和薬品工業を吸収合併 「原薬から製剤までの一貫生産」を実現

このほかダイトは1月10日開催の取締役会で、完全子会社で原薬の製造業務を行っている大和薬品工業について吸収合併することを決議したと公表た。同社が中期経営計画「DTP2027」の柱の一つに掲げる「既存ビジネスの効率化」の一環として、ダイトと大和薬品工業の連携の強化、「ONE Daito」の文化の醸成を目指す。これにより「原薬から製剤までの一貫生産」をより高品質かつ効率的に行い、より確実に安定供給の責任を果たす。合併予定日(効力発生日)は25年6月1日を予定している。
 
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