AZ 抗がん剤タグリッソのコンパニオン診断薬、血漿検体用いた新検査の無償提供開始

公開日時 2017/01/10 03:50
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アストラゼネカ(AZ)は1月5日、抗がん剤タグリッソ(一般名:オシメルチニブメシル酸塩)のコンパニオン診断薬「コバスEGFR変異検出キットv2.0」の血漿検体を用いた検査について、無償提供を同日から開始したと発表した。緊急の治療ニーズを支援する倫理的観点から、同診断薬の血漿検体を用いた検査が保険適用されるまでの間、タグリッソが納入または採用されている医療施設で、必要な患者に無償提供する。

同診断薬は、がん組織または血漿から抽出したDNA中のEGFR T790M変異を検出する。タグリッソ適応の判定補助などに使用する。

現在は組織検体を用いた検査が保険適用されている。ただ、検査の対象となる患者の約40%が、患者の状態や再発部位などによって組織採取が困難なため検査が受けられないという。治療機会を逸してしまう可能性がある。

同診断薬の血漿検体を用いた検査は16年12月26日に一変承認(=適応追加)され、製造販売元のロシュ・ダイアグノスティックスが保険適用申請の手続きを進めている。既存の組織検体を用いた検査より身体的負担が少ないが、現在は保険で使えない。そこでAZは組織検体を用いた検査ができないなどの要件を満たす患者を対象に、一定期間、血漿検体を用いた検査を無償提供することにした。

AZ日本法人のデイヴィド・フレドリクソン社長は、組織検体による検査が実施できない患者が約40%いることを指摘した上で、「当社はこのような患者さんの治療へのアクセスを改善するために、EGFR T790M血漿検査結果を倫理提供することにした。本取り組みにより、ひとりでも多くの患者さんが早期に最適な治療を開始できることを強く望む」とコメントしている。
 

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