東和薬品 営業本部にメディカル統括部新設 「新薬上市活動」R&D本部にメディカルアフェアーズ部設置
公開日時 2025/03/04 04:51
東和薬品は3月3日、営業本部に「メディカル統括部」を新設すると発表した。また、新薬の上市活動を目的として、R&D本部にメディカルアフェアーズ部を設置する。東和薬品はリバスチグミンの新剤型医薬品として、アルツハイマー病治療薬候補・リバルエンLAパッチを申請しており、3月6日に開催される薬事審議会・医薬品第一部会への報告が予定されている。今回の組織改編は、こうした新薬上市を視野に入れており、営業本部の体制もあわせて見直す。組織改編は4月1日付。
営業本部には、営業戦略統括部、法⼈流通統括部、メディカル統括部、営業統括部の4統括部を設置。レポートラインをより強化した組織体制とする。同社によると、新設するメディカル統括部は営業を支援する機能を有する。学術部を移管するほか、メディカル推進部を新設。オンコロジーと免疫領域を担当する「O・I 推進部」と中枢神経領域を担当する「CNS 推進部」の⽀援機能を移管する。また、MR 機能については営業統括部病院推進部に移管する。
法⼈流通統括部には、流通企画部と保険薬局推進部を移管する。
◎新薬上市場活動強化 R&D本部に「メディカルアフェアーズ部」を新設 営業本部に推進部も
新薬の上市に向けた組織再編も進める。営業統括部に、新薬・新技術製品の情報提供活動、販売促進のために「新薬販売推進部」を新設する。また、「新薬の上市活動において科学的な専門⾒地から医療従事者とのコミュニケーション等を⾏う組織」として、R&D本部に「メディカルアフェアーズ部」を新設する。
このほか、「R&D本部 原薬事業統括部」をR&D本部から独⽴させ「原薬事業本部」とする。グループ会社に、医薬品原薬・中間体の研究開発及び製造を担う大地化成との連携強化も視野に入れる。