シャペロン AI搭載「Emailアシスタント」のサービス提供開始 MR作成のメール文面を自動チェック
公開日時 2025/01/10 04:49
製薬企業向けエンゲージメントSaaSを提供するシャペロンは1月8日、製薬企業向けプロモーションツール「Shaperon Email」のオプション機能として、AIを搭載した「Emailアシスタント」のサービス提供を開始した。MRが作った医療従事者向けのメール文面に対して、送信前に自動でリスク判定やアラートを掛け、コンプライアンス違反を未然に防ぐという。
シャペロン社は2017年創業のスタートアップ企業。製薬企業と医療従事者との全てのメールのやり取りを一元管理できる「Shaperon Email」や、メール・日報の事後コンプライアンスチェックを行う「モニタリングAI」などを提供している。
「Emailアシスタント」では、MRがプロモーションメールやアポ打診・御礼などの個別メールを作成した後、送信ボタンを押すと、AIによるコンプライアンスチェックが開始され、3秒以内に結果を回答する。リスクが検出されると送信が保留され、具体的なリスク箇所と根拠が提示される。チェック項目は、薬機法やプロモーションコード、販売情報提供ガイドラインに基づいて設計されており、現状では、安全性や有効性に関する強調表現や他社との比較、伝聞などを中心にリスク検知をすることができる。同社では、「AIの処理速度向上と導入企業様のニーズを踏まえながら、今後さらにチェック項目を拡大していく予定」としている。