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メディパル 希少疾病用医薬品の個人宅配送サービス「emLine」開始 第一号は旭化成のエムパベリ皮下注

公開日時 2024/09/03 04:50
メディパルホールディングスは9月2日、希少疾病用医薬品の個人宅への配送サービス「emLine(エムライン)」を開始したと発表した。第一号の対象製品は旭化成ファーマの発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)治療薬・エムパベリ皮下注1080mgで、同日から個人宅配送を全国で始めた。emLineの活用を決めた旭化成ファーマは、「患者さんの通院及び薬剤運搬の負担軽減ならびに薬剤の品質管理に大いに貢献するものと考えている」と期待を示している。

◎個人宅配送による患者負担なし

今回のサービスでは、輸送時は適切に温度管理(2~8℃で保存)を行うため、専用輸送ボックスを用いる。物流面の安全を確保するため、患者ごとに特定の配送業者を手配することで他の一般貨物と混載なく、患者宅に指定日時に届ける。メディパルHDによると、個人宅配送サービスによる患者負担はなく、配送コストは製薬企業(今回のケースでは旭化成ファーマ)が負担する。

在宅による自己投与が可能なエムパベリは9月に2週間の投与期間制限が解除された。PNH治療により一層の貢献が期待できる一方で、エムパベリは厳格な温度管理が必要で、かつ患者は大量の薬剤を適切な状態を保持したまま持ち帰る必要がある。このため旭化成ファーマはemLineの活用を決めた。

◎スペシャリティ医薬品の需要拡大でemLineの導入拡大に注力

emLineは、メディパルHD連結子会社でスペシャリティ医薬品の流通体制を構築しているSPLine(東京都中央区、内匠屋篤代表取締役社長)の独自サービスで、encourage(勇気づける) medipal Line の略称。

SPLineは、近年増加しているスペシャリティ医薬品について、高額で厳格な管理が求められているケースがあると説明。在宅で治療を行う際には、厳格な温度管理などの課題があることから、製薬企業の個人宅配送サービスに対するニーズが増加しているとして、emLineの導入拡大に注力する姿勢を示した。

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