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【中医協薬価専門部会・総会 1月17日 議事要旨 令和6年度薬価改定に係る薬価算定基準の見直し】

公開日時 2024/01/18 04:51
中医協薬価専門部会が1月17日開かれ、令和6年度薬価制度の見直しを議題に議論した。薬価専門部会で「令和6年度薬価改定に係る薬価算定基準の見直し(案)」について各側が了承した後に、中医協総会に薬価専門部会の審議内容が報告され、議論した。本誌は、薬価専門部会および、その後開催された中医協総会における発言を議事要旨として公開する。


安川部会長:それでは(薬価専門部会の)議事に入らせていただきます。本日は令和6年度薬価制度の見直しについて議題といたします。事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いいたします。

(※事務局説明は略)

安川部会長:それではただいまの説明に関してご質問等ございましたら、お願いいたします。では、鳥潟委員お願いいたします。

鳥潟委員:ありがとうございます。事務局におかれましては、整理およびまとめていただき大変ありがとうございます。今回の薬価改定の案につきましては、革新的な新薬などのイノベーションへの十分な配慮および後発医薬品等の安定供給の確保について、どのようにメリハリをつけて実現していくかが非常に重要になると考えております。

特に念押しになりますが企業指標の導入につきましては、後発医薬品の安定供給確保に向けた見直しの第一歩となるものであり、資料「薬―1」の15ページからの別表に掲げられた評価指標について早期に公表を行っていただき、追加できる項目がないか、継続した検討を行い、今後の改定に生かしていただきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。

安川部会長:ありがとうございます。他にご意見、ご質問等ありますでしょうか?専門委員の方から何かございましたらお願いします。では石牟禮専門員お願いいたします。

石牟禮専門委員:ありがとうございます。専門委員の石牟禮でございます。ただいま鳥潟委員からも企業指標についてご指摘ございました。製薬業界と致しましても、昨年末の令和6年度薬価改定の骨子の取りまとめに際しまして、業界代表から所感が示されております。その内容は一応にイノベーションの評価に係る様々な制度の見直しにつきましては、今後の日本への革新的新薬の早期導入において極めて大きな意義を持つという考え、それから安定供給の確保のための対応につきましても、今後の産業構造上の課題ですとか、医薬品の安定供給不安の解決に向けた大きな一歩となるという考えが示されており、いずれもその制度改革の検証に協力してまいるということが示されておるものでございます。

私ども専門委員といたしましても、今後、薬価専門部会におきまして業界の意見を踏まえて骨子を取りまとめて頂きましたことに対し、改めて感謝を申し上げたいと思います。

また、微力ながら、これら制度見直しの検証につきまして積極的に取り組んでまいる所存でございますし、引き続き今後の薬価制度改革に関する議論に参画させていただきたいと考えております。以上でございます。ありがとうございました。

安川部会長:ありがとうございました。他によろしいでしょうか?事務局追加等はございませんか。

事務局(薬剤管理官):特にございませんけれども、先ほど鳥潟委員からお話もありましたが、今回のイノベーション評価の観点、あるいは安定供給、両方の側面で強いメッセージを出しているつもりでございます。ただ一方で、これまでの議論の中でもありましたが、きちんと検証をやってみないと、この薬価制度の効果がどうかというところが分からないということもございますので、そういったところは引き続き、しっかりと製薬業界と一緒になって示していければと考えております。

安川部会長:他にご意見ご質問よろしいでしょうか? はい。ご質問がないようでしたら本案を総会に報告したいと思いますが、よろしいでしょうか?

各側:了承

安川部会長:ありがとうございます。それではそのようにいたしたいと思います。本日の議題は以上です。次回の日程につきましては、追って事務局よりご連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。それでは、本日の薬価専門部会は、これにて閉会といたします。どうもありがとうございました。



※薬価専門部会に引き続き、中医協総会が開かれた。

【中医協総会 1月17日 議事要旨 令和6年度薬価制度の見直しについて】

小塩会長:続きまして、令和6年度薬価制度の見直しについて議題といたします。先ほど開催されました薬価専門部会において取りまとめがなされましたので、これにつきまして事務局より簡潔に説明をお願いいたします。

事務局:薬剤管理官でございます。資料「総―2」(令和6年度薬価改定に係る薬価算定基準の見直しについて(案))をご覧ください。こちらは昨年12月20日にご了解いただきました令和6年度薬価制度改革の骨子に基づきまして、薬価算定基準について改正の個所について示した資料でございます。先に開催されました薬価専門部会におきましてこれらの内容につきまして了承いただいたところでございます。

(薬価専門部会の)意見の中では今回の薬価制度改革の中で、特に医薬品の安定供給に関することに関して、特に企業指標を導入することにしておりますが、情報公表をしっかりやることとか、評価項目の検証とかそういったところのご指摘をいただいているところでございます。

いずれにいたしましても今回のイノベーション評価、安定供給両方の側面に関して薬価制度改革を進めるとともに、しっかりと製薬業界を含めて検証していきながら効果を考えていきたいというふうに考えてございます。以上ご報告でございます。

小塩会長:ありがとうございました。それではただいまの説明につきまして、ご質問等ございますか? よろしいでしょうか? 特にご質問等ないようですので、本件につきましては、中医協として承認するということでよろしいでしょうか?

各側:(了承)

小塩会長:ありがとうございます。それでは、説明のあった件につきましては中医協として承認したいと思います。

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